「英語をペラペラ喋れるようになりたい!」
「海外を相手に、グローバルな場で通用する英語力を身につけたい!」
目指すレベルは人それぞれだと思いますが、このブログを読まれている方は、少なからず英語の勉強方法に興味がある人たちだと思います。
この記事では、ネイティブと話すことが英会話の上達の妨げになる可能性について、具体例を交えて説明しています。


英語を身につけるには明確な方程式があります。
頭の良し悪しは(ほぼ)関係ありません。ただし「正しい勉強法」は必要です。
これから数回にわたって、英語の学習方法をご紹介していこうと思いますが、本日はその第一歩…一番大事なことかもしれません。
英語を習得しようとする際、あなたはどのように勉強しようとしますか?
・オンライン英会話
・英会話学校
この2つを検討する人は多いと思います。
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でも、ちょっと待ってください!
「英会話スクールに通ってネイティブから教われば英語が話せるようになる!」
そんな風に考えてませんか?
ここではそんな思い込みしがちなネイティブ神話をぶった切っていこうと思います。
英語をネイティブから教わってはいけない。その理由は?
英語に限らず、外国語を勉強する際、ネイティブから教わったら絶対に早く英語が話せる、というわけではありません。
大事なことなので、もう一回言います。
「英語をペラペラ話せるようになりたければ、
うっかりネイティブから
教わるべからず( *`ω´)」
逆を言えば、日本語を習得したい外国人は日本人教師から日本語を学んではいけないのです。
●1つめの理由 ネイティブとは「感覚」「文化」が違う!
そもそもネイティブスピーカーとは何か。
私たちは日本語のネイティブスピーカーです。日本で生まれ育ち、日本人の両親に接し、学校教育も日本語で行われ、人生の大半を日本で過ごしています。
日本の四季に触れ、日本の文化や風習に普段から慣れ親しみ、「日本の常識」を理解しています。
ネイティブとは単に母語がペラペラ話せることだけを指すのではないのです。
一つ例を出します。
・「もう秋ですね。」
これを英語に直訳すると
・「It is already autumn.」や「It was autumn.」になります。


これは私の知り合いの外国人通訳が、日本語から英語への翻訳を依頼された実例です。
外国人通訳はこの意味が(感覚として)理解できなかったそうです。
「秋がきた。で、それがどうしたの?」と思ったそうです。

これが四季を理解している日本人だったら「秋」という感覚を理解しているので、秋というワードから「寂しさ/物悲しさ」といった「感情」を読み取ることができるのです。


したがって、ちゃんと訳すとするならば、こうなります。
・「Autumn is coming and I’m lonely.」


もちろん通訳の仕事は内容を直訳することなので、ここまで読み取る必要はありません。※むしろここまで想像して訳してしまってはダメです。
ですが、言語を学習する際には、この感覚が大事なのです。
言語の習得には【五感】を活用することが求められます。
日本人と欧米人では、この感覚の違いや文化の違いが学習の際にネックになることが多いのです。
上記が理由の一つです。
そして次が「ネイティブから教わってはいけない」最も大きな理由です。
●2つ目の理由 「分からない人のことが理解できない」
ネイティブスピーカーは生まれ持った感覚で言語を理解しているため、「分からない人のことが理解できない」のです。
具体例を出しましょう。
皆さんは以下の文章の意味の違いが分かりますか?
「私は日本【へ】行きます。」
「私は日本【に】行きます。」


おそらく、ほとんどの日本人が分からないと思います。
例題を出した私自身も、なんとなくしか分かってません(笑)
外国人が日本語を学ぶ際、この「助詞」の使い方が難しいのだそうです。
外国人「ねえねえ、“へ” と “に” の違いって何??“日本へ行く”と“日本に行く”ってどう使い分ければいいの??」
日本人「ん?意味は一緒だよ〜。どっちでも好きに使いな。」
外国人「ふ〜ん。。」
日本人は感覚として使い分けているので気にならないのですが、外国人には意味不明です。
同じ意味なら、なんで2通りの言い方があるの?と思われても仕方がありません。
同じように、日本人が英語をネイティブから教わってしまうと、相手は感覚で教えてくるため、明確な理論を学べないのです。
生まれ持った英語の感覚が無いため、日本人が英語を学ぶ際には理論で無理矢理覚えるしかないのです。
もちろん本人の努力とやる気次第で、ネイティブから学んでも成果を出す人はいると思います。
ですが、効率的に英語を身につけようと思うならば、ネイティブから教わることは避けたほうが良いです。
●3つ目の理由 そもそも教えることのプロではない
大半の英会話スクールのネイティブ教師は、そもそも教師ではありません。




全員とは言いませんが、多くの教師は教員資格は無く、レッスン中は「ただ会話しているだけ」の場合が多いです。
ある程度スキルの高い受講生ならそれでも経験値として蓄積されるかもしれませんが、英会話スクールに通う人の大半は初心者です。
文法も語彙もほとんど理解していない人が、いきなりネイティブスピーカーと接しても収穫はほとんどないでしょう。
外国語は誰から学ぶのが一番効果的か
では、ネイティブから教わるのがダメなら、誰から教われば良いのか?
答えは【英語をきちんと学んだ日本人教師】です。

帰国子女ではなく、中学校から英語を学び日本の国内で育った日本人教師です。
日本人は日本人のことを理解してくれています。
分かりにくいポイント、理解し辛い箇所、なによりも日本人が英語を身に付けることの難しさを理解してくれています。
では、日本人教師にはどの程度のレベルが要求されるのでしょうか。
・英検1級
・TOEIC 900以上
・ケンブリッジ英語検定 CPE
このレベルをクリアした日本人から学ぶ必要があります。


もう一度言いますが、帰国子女は対象外です。いわゆる純日本人教師から学ぶ必要があります。


英会話スクールではネイティブとどのように関わるのが正解か?
では、ネイティブと関わるのが、そもそも無駄なのか?
もちろん、そんなことはありません。
そもそも私たちの目指すゴールは、ネイティブスピーカーである欧米人と英語で接することができるようになることです。
そのため、欧米人と会話する機会は絶対に必要です。
今まで散々ネイティブ批判をしてきた私ですが(笑)そんな私自身も欧米人相手に英会話のレッスンは受けてきました。
英語学習におけるネイティブの役割とは…。
ズバリ「壁打ち」、テニスの壁の役割です
今まで自分が学んできたことを実践する場です。
決してネイティブから教わろうと考えてはダメです。あくまで自分の英語をぶつける壁でしかありません。
ちゃんとコースを読んで正しい軌道の球を打てれば、ちゃんと返ってきます。
ちょっとでも軌道が外れれば、球はいびつな軌道で自分のところへ返ってきます。もしくはコースアウトします。
この壁を相手にした練習は大事で、英語初学者のうちからやっていくことが必要です。
ただ、何度も言いますが、ネイティブから教わるのではなく、あくまで勉強自体は日本人教師から学ぶ必要があります。
(独学でも英語をマスターできる方法は、今後どんどん発していきます)
ネイティブと日本人講師、それぞれ会話に割く時間の割合としては
・日本人教師からの勉強、もしくは自習 8割
・ネイティブ相手の実践練習 2割
くらいが妥当なのです。
さて、本日はざっくりですが、ネイティブとの接し方をご紹介しました。
次回は、ここ数年ずっと売れている「聞き流すだけ〜」という教材などにも触れていきたいと思います。



ネットの普及もあり、学習方法というのは様々に多様化しました。
それがメリットでもあるのですが、どれを選べばいいのか分からないというデメリットの部分も多くあります。
【正しい方法】で【根気強く】一緒に頑張っていきましょう!
最後に…。
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この教材がちゃんと無料で使えるのか?費用や料金の面でも私が調べてみました。
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