英会話を身に付けたいけど、いつも挫折してしまう…。英語の勉強のやる気が続かない。そんな悩みを持つ方は多いと思います。
しかしご安心ください。この記事でやる気とメンタルの上げ方がわかれば、あなたの悩みが解決します!
(実は…。私・こばやんも英会話学習が軌道に乗るまで、30冊以上の参考書をムダにし、数十万円かけた駅前留学を挫折しました…。)
いまの時代、科学的根拠のある効率的な英会話教材は多数出ていますし、その中には無料で使えるものもあります。それらを活用することで、実際に効率よく英会話を身に付けて、英検やTOEICのスコアアップに成功することもできるでしょう。
しかし、どれほど立派な、完成された英会話学習方法や無料教材があっても、「継続して実行」できなければ意味がありません。
- クックパッドの有料プランを課金していても、いつもコンビニ弁当ばかり食べていては料理が上達しないのと同じ…。
- デートマニュアルを読んでも、実際に異性とコミュニケーションを取らなければ恋人ができないのと同じ…。
- 大学の赤本を買っても、実際に解いて勉強しないと合格しないのと同じ…。



今回は「【心理学】英会話が上達する人が意識的にやっていること」という内容でお送りします。
もしあなたが英会話学習に不安や悩み、行き詰まりを感じているのなら、そのヒントをお渡しできる内容です!
もちろん英会話でなくても通用するスキルです。資格試験、学校の定期試験などで目標達成したい方はぜひご参考にしてください。
■あなたの英会話学習が続かない理由
良い学習内容だとしても「つまらない」と続かない
先ほどお伝えした通り、「効果がある」「ネイティブのように発音できるようになる」という科学的根拠がある英会話教材はたくさんリリースされています。
その中には無料で使えるものもあり、実際に多数の方が使って英会話を身に付けているのです。
しかし、それらを続けられなければ意味がない…。
もしあなたが効率的に学習できるとしても、それが「同じ教科書を何度も読む」とか「ひたすら音声を聴き続ける」といった苦労がある内容だったとしたらどうでしょう。
「これは続けられないや…」と思うのも当然ですよね。


とりかかるまでにハードルが多い
日本には古くから「学習机」というものがあります。幼い頃、ご家族に買ってもらって、そこで勉強していた、という方も多いのではないでしょうか。
しかしお母さんや学校の先生、塾の先生など、いつも背中を押してくれる人がいる環境と違って、大学生や社会人になってから始める英会話学習においては、「学習机」での勉強はハードルになります。
「机に座り、ライトをつけて、筆記用具を出して、参考書を開いて、さあ勉強!」という作業が非常に重苦しくなってしまうのです。なぜなら、誰も背中を押してくれないから。
とりかかるまでにハードルが多いものは、誰だって面倒になるものですよね?
■あなたの英会話学習はまず「徹底的にハードルを下げる」こと
まずは「受け身」のアウトプットで気楽に初めてみよう
英語を学ぶことが辛くなる前に、まずは「受け身」で楽しく、気楽に学習をスタートさせましょう。
そのためにはyoutubeやnetflix(ネットフリックス)を使った学習がオススメです。
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「同じ教科書を何度も読む」とか「ひたすら音声を聴き続ける」といった学習と異なり、これらの動画コンテンツは「楽しく飽きずに、かつ無料で楽しめる内容」が豊富に用意されています。
また、毎日の習慣化を目指す意味でも、ニュースサイトを見るのもオススメです。
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スマホなら2秒で学習開始できる
「学習を始めるハードルをできるだけ下げる」ということにおいて、「スマホを使った学習」の右に出るものはないかもしれません。
先ほども書いた通り、「机に座り、ライトをつけて、筆記用具を出して、参考書を開いて、さあ勉強!」。こんなハードルがいくつもあれば、そりゃ誰だってすぐに飽きてしまいますし、精神的に辛くなってしまいます。
英語学習が続かない人にとって大事なのは、なるべく時間をかけずにスタートすることです。
そのためにもスマホを使った英会話学習に取り組んでみましょう。youtubeやnetflix(ネットフリックス)を使った上記の学習法からスタートし、いずれは音声を使ったコミュニケーションで英会話を学ぶこともオススメです。
有料ですがレアジョブやDMM英会話などが人気ですね。
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学習開始まで20秒以下で取り組めるようにする
学習へのハードルを下げるという言葉をもっと具体的に説明すると、「学習開始まで20秒以下で取り組めるようにする」ということになります。
20秒以上かかる準備が必要なら、それは挫折の原因になってしまうのです。
ここで「幸福優位7つの法則」という本にあるハーバード大学の心理学者ショーン・エイカーがおこなった研究をご紹介します。
この本によると、私たちは「とりかかるまでに20秒かかると、その物事を先延ばしする傾向にある」とされています。
いざやろうと思っていても、その準備にかかる時間を思うだけでやる気が失せる…。誰しも経験があることですよね。
しかし、それがわかっていれば、もう大丈夫! 対策はできるのです。
先延ばししたい習慣に取り掛かるまでを20秒長くして、すぐにでもやりたい(身につけたい)習慣を始めるまでの時間を20秒短くするのが良い、というのがここでご紹介する考え方です。
これを実践すれば、英会話学習をあなたの習慣にできます。
まず、「20秒でとりかかる」ための例としては、スマホのホーム画面には英会話学習に関連するものだけを置いておくのがオススメ。
(ちなみに私・こばやんのスマホのホーム画面には、Kindleや英会話のアプリをいくつか入れてあります)
逆に、Amazonや楽天など時間がとられるお買い物や、趣味のコンテンツはスマホに入れないようにする、といった工夫があります。
(ゲームやSNSのアプリはどうしても時間を取られるので、ホーム画面の一番右のページへ退避させました)




パソコンにおいても、この考え方は有効です。
- 仕事や勉強のためのサイトはブックマークバーに表示させて、すぐに開けるようにする。
- ツイッターやブログサイトなどは、ブックマークのフォルダの中のフォルダの中にしまって、開くまでにひと手間かけないとダメ、という仕様にしておく。
こうしておけば、「ついつい触ってしまうあなたの時間つぶしの道具」から離れることができます。
そして「あなたのために必要だけど、ついサボってしまいがちな学習へのハードルを下げることができる」ということに繋がるのです。
■英語学習法を変えれば、あなたは劇的に変われる
効率的な英語学習法とは、「最短で最大の成果を得ること」。
効率的に英語を身に付けたいと思うあなたの思いは、もっと具体的にいうと「できるだけ時間や日数をかけずに、英語を話せるようになりたい」ということだと思います。
字幕なしで映画が見たい、英語で道案内がしたい、外国人の異性とお付き合いしたい、留学や仕事で役立てたい…。どれも立派な動機ですし、それを満たすために効率的に英会話を学ぶ必要があります。
そのために大事なことは、「目的のためにならない時間を減らし、目的にコミットした時間を増やす」ことが重要!
その為に必要なのが「あなたのムダな時間のそぎ落とし」であり、「学習時間をムリなく追加する作業」になります。
うまくいかないことで自分を責めない=メンタルの安定
私たち日本人が英語を話せない理由は、「シャイだから」「完璧主義だから」などとよく言われます。
まさにその通りで、私たちは真面目な人種なので、うまく英語を話せないことで、自分を責めてしまうのです。そうなると英会話を学習すること自体がイヤになってしまい、継続できません。
英会話を学ぶ前に、まず私たちが理解すべきは、「人間は忘れる生き物である」ということ。学んだことを忘れて、そして思い出して、繰り返し学ぶことで学習を効率化しています。
一度学んだことを、すべて覚えていられるようには、私たちの頭はできていません。「忘れる」「覚える」を繰り返して、私たちは成長していきます。
「勉強したことを忘れる」という前提に理解があれば、私たちが失敗するのは「前進と同じ」であることが理解できますよね。
失敗を恐れずに、かつハードルを低くして学ぶこと。これが英会話の学習に「効率的」に繋がっていくのです。
■最短で英会話を学ぶために、次のアクションを考えよう
今回は「【心理学】英会話学習を最速にする、やる気とメンタルの上げ方」ということで、あなたが効率的に英会話を学ぶための考え方をお伝えしてきました。
ここまで読んでくれたあなたにまず取り組んで欲しいのが下記の2つ。
- 自分の英会話学習のハードルとなっているものを見直す
- 「忘れる」ことは「成長」であると自覚する
自分の英会話学習のハードルとなっているものを見直す
「自分の英会話学習のハードルとなっているものを見直す」ことについては、勉強する前の準備を考えてみましょう。
あなたはどんな道具を使って、どんな環境で学習していますか?
ノートとペン、電子辞書、そして居心地のいい机とイスがなければ集中できないという人もいるかもしれません。
しかしその準備がハードルとなって、英会話学習が滞っているのなら、考え直すべきかもしれませんね。
大事なことなので繰り返しお伝えしますが、「何かを始めようとするときは、ハードルは低ければ低いほどいい」のです。
成績のいい子供の机は、いつも片付いているというデータがあります。これは「あれこれ探し物をせずに、やろうと思ったらすぐに学習に集中できる」というのが理由の1つです。
「忘れる」ことは「成長」であると自覚する
もしかして、あなたは真面目すぎるあまり、「勉強がうまくいかない」ことについて自分を責めていませんか?
忘れることでまた勉強し直すことができて、その反復で私たちは成長することができます。
もう少し具体的に、過去の研究結果も含めてご説明しましょう。
1913年に心理学者のP・B・バラード博士(共同研究者ウィリアムズ)が発表した研究結果があります。
博士は、小学生を使って3~4行の短い詩を記憶させました。その小学生を2つのグループに分けて、さらに期間を分けて復習させるという実験です。
- 授業が終わった直後に復習させたグループ。
- 翌日になってから復習させたグループ。
これら2つのグループが、それぞれ7日後にどれだけ覚えているかを比較しました。すると、「翌日に」復習した組のほうが、よく覚えていたという結果が出たのです。


この実験からわかることは、「人間は記憶した直後よりも、ある程度、時間が経ってから復習したほうが記憶の定着率が高い」ということです。
これは現在「バラード=ウィリアムズ現象」と呼ばれています。
「忘れるから覚えられる」というのはまさにこの実験で立証されました。つまり私たちは、物事を忘れないうちにまた覚えても、効果がないのですね。
これを知ってから、私が新しいことを学ぶときは、いったん忘れて、復習は次の日にするようにしています。
「バラード=ウィリアムズ現象」の効果が最大になるのは2~3日後。ここまで時間が経てば、たいていのことは実は忘れてしまいます。
でも、それでいいのです!
その時に「あ~なんて自分は忘れっぽいんだろう」と落ち込まないこと。忘れることは「当たり前」なのです。
そして復習すると「あ~そういえばそうだったな」と、ピンとくることがあります。つまりあなたは忘れているのではなく、思い出せないだけ。学んだことは、確かにあなたの脳に残っているのですね。
「忘れるから覚えられる」と認識しておくだけで、あなたは英会話学習がもっと楽しくなります。
そして「忘れた」と思ったら、また気軽にスマホを取り出して、復習をしましょう。
一度忘れて、また思い出して、繰り返し学ぶこと。これによって私たちは、学んでいけるのです。
■まとめ
今回は「【心理学】英会話が上達する人が意識的にやっていること」という内容でお送りしました。
スマホで効率的に学習するための教材はすでにいくつもリリースされています。忙しい現代人が英語を学ぶためには、これからはスマホで学習するスタイルは必須と言えるのではないでしょうか。
実際に私・こばやんが使ってみて、効果を感じたものや、「課金が必要かどうか?」まで調べたものをご紹介します。
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