英語のリスニングで苦戦している、「この単語は教科書の発音通りに絶対聞こえない!」とお嘆きの方も多いと思います。


今回は「英語のリスニングで「絶対これ言ってないやん!」って聴き取りでイライラする理由」について説明します。イライラを解消して、楽しく英会話をやってやりましょう!
また、英語を学んでいる方の中には、リスニングに自信が持てず、ネイティブの英語に触れたほうがいいだろうと、駅前留学などの英会話スクールに通っている方もいらっしゃるでしょう。
英会話スクールはうまく活用できれば、実践の場として使えますが、それだけではリスニング力は身につきません。
今回の記事が、あなたのリスニングを効率的に上達させるヒントになれば幸いです。
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■「そもそもネイティブも発音通りに発音してない」ってマジ?
そもそもアメリカ人やイギリス人などネイティブの人でも、実際にはお互い聴き取れない音があります。


ネイティブの人でもよく聞き間違える英語に「can」「can’t」があります。
「’t」という発音は、発声する人がわざと「トゥ!」と言わない限り、「トゥ」とはっきり聞こえることはありません。特に、文章がそこで終わらずに続く場合、まったく聴き取れないといってもいいでしょう。
リエゾンとは
フランス語で「連結」を意味する。 音声の連結現象を指してリエゾンと呼ぶ。


■会話の状況で、隠れている英語を見つける
「私は〇〇をできる」と言っているのか「できない」と言っているのか、それらを判断するのは下記の要素です。
- それまでの会話の流れ
- 相手の表情
- 相手のジェスチャー(明るい顔、暗い顔、首を振る、手を振るなど)


つまりネイティブも聴き取れない英語があり、言葉の仕組み、つまり文法を理解しているからこそ「’ve」があるのだなとわかるだけなのです。
「ve」という、実際は聴こえない音を、必死に聴きとろうとしても実はたいした意味はありません。
では、ネイティブの日常会話で多いリエゾンの言葉は外にどんなものがあるでしょうか。次にまとめてみました。
■日常会話で頻繁に出てくるリエゾンのフレーズまとめ
can I | キャナイ |
look out | ルカウト |
in a | イ(エ)ナ |
have a | ハヴァ |
what I | ワライ |
kind of | カインダ |
talk about | トーカバウ |
tell him | テリム |
make it up | メイキラップ |
give me | ギミ |
should have | シュダ |
would have | ウダ |
could have | クダ |
what do you | ワダヤ |
what are you | ワラユ |
これらを実際に口に出して言ってみましょう。なんだか急にネイティブっぽくなるフレーズもありませんか?
例えば「What are you doing here?」は「ワット・アー・ユー・ドゥーイング・ヒア?」のように区切って話すのが日本の義務教育です。つまり実践では使えない、テストの点を取るためだけのほぼ無意味な勉強です。
実践の英会話では「ワラユードゥーインヒア?」のように、それぞれを繋げて話します。What areの部分が「ワラ」のようになるのがわかるかと思います。


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■英語の聴き取りのためには「音声を聞いてマネすること」
英語にはリエゾンがあり、それを踏まえて英会話でコミュニケーションを取るためには、「状況」が理解できなければならないということをここまで書きました。
英語を聴きとれるようにするためには、実は「音声を聞いてマネすること」が効果的です。リエゾンとなるフレーズも、その言葉の連結全体をブロックとして覚え、マネしてしまいましょう。
そうすると何が起こるかといえば、フレーズの特徴をつかむことができます。「talk about him」を「トークアバウトヒム」と発声するしかない人と「トーカバウヒム」とリエゾンのフレーズを発声できる人では、聴き取る際に大きな差が出るのです。
聞いてマネをするトレーニング法として有名なのが、「リピーティング」や「シャドーイング」です。
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■「こんな発音聴き取れないよ~」となる4つの大きな理由を知ろう
そもそも使われている単語や表現を知らない
「聴き取れない」という前に、そもそも使われている単語や表現を知らなければ理解はできません。
「単語や表現を覚えていない」のであれば、覚えてない単語や表現の意味を知り、覚えることが何よりも先決です。


この際、意味を日本語で丸暗記していたら、義務教育の英語の授業でよく強制的にやらされた、ムダな勉強のやり直しになってしまいます。
単語はできるだけイメージを結びつけて、パっと反射的に意味を思い浮かべられるようにするのが重要です。その際には正しい発音も一緒に覚えましょう。間違っても単語帳など使わないこと。


覚えたい英単語に、具体的なイメージを持つようにしましょう。和訳を言葉で覚えるのではなく、脳のイメージで覚えるということです。たとえばAppleならリンゴを想像しながらリンゴと発声すること。
たったこれだけでも記憶に残りやすくなります。
また、単語だけでなくフレーズ(文章)で覚えることも効率的です。例えば「She cut the apple with a knife.(彼女はナイフでリンゴを切った)」。
こんな情景をイメージしながら、単語を覚えていきましょう、
単語や表現の意味、発音を正確に学べるサイト
◆weblio
weblioの年間3000円のプレミアムサービス会員になっておくと、下記のように機能がいっきに増えます。
電子辞書を持ちあるのが面倒な人、PCを使って学習することが多い人はオススメです。
英語力は単語力、ボキャブラリーが決め手となることも多いものです。正しい発音で口に出しながら、意味をイメージしながら定着させていきましょう。
そもそも正しい発音を知らない
単語も表現も知っていたのに、覚えている発音が実践での正しい発音と違ったりすると、聴き取れません。それもやはり、聞こえてくる音と、自分の中にある音とがうまく結びつかないからです。
こういう場合は「実践的な発音を覚え直す」ことです。
音声を聴き、それを繰り返す「リピーティング」をしましょう。まるっきりモノマネをしようと思って聞くことで、その精度、集中力が上がります。また、強弱つまりアクセントやイントネーションの特徴がつかみやすくなります。
英語の音の特徴に慣れていない
英語を聴く際には、フレーズによって「ここが大事!」というポイントがあります。
- アクセント
- イントネーション
- リズム
といったものです。特にイントネーションは重要で、同じ文章でも意図が変わることもあります。


こんな感じに英語の微妙な違いに慣れるためには、英文を見ながら聞いて繰り返す「リピーティング」、英文を見ながら音声と重ねて話す「オーバーラッピング」、そして「シャドーイング」のトレーニングが大事です。
スピードについていけてない
会話のスピードが速いと、ひとつ前の文を理解しているうちに、話は次に進んでしまいます。速く話されるとまったく聴き取れないという場合は、頭の中で和訳をしてしまっていることが多いといえるでしょう。
丁寧に和訳するために理解に時間がかかり、スピードに追いつけなくなってしまいます。
そういう場合は、情報処理のスピードを上げなくてはいけません。
まずは意味をイメージしながら、速く音読するトレーニング。できるだけ早口で音読し、意味を意識しながら話せるようにトレーニングをします。
また、意味を意識しながらシャドーイングすることも大事です。最初は意味を意識せずにひたすら英文をマネして話すシャドーイング、そして慣れてきたら、意味を意識しながらシャドーイングします。
継続が大事なトレーニングですが、これを続けると速いスピードで情報が処理できる、という状態になっていきます。
シャドーイングは英語の代表的なトレーニングのひとつです。ツイッターなどを見ると、この方法で英会話を練習している人がたくさん見つかりますので、参考にしてみるのも手ですね。
今使っているシャドーイング&ディテクテーションに使ってるテキスト。何回も繰り返して、聞き取れなかった単語にマーカーを付けていくとthe, aなどの冠詞や三単元&複数形のsが特に聞き取れていないことがわかって楽しいです💡 pic.twitter.com/TdWyHi0GSW
— イングリッシュマフィン@勉強アカ (@englishmuffinll) 2019年1月10日
やる側は「出来るようになるまでやろう」って言われると気が遠くなるでしょう。
アドバイスする側は「出来るまで」と言うのが真っ当でしょう。
僕に出来るのは、「シャドーイングやり続ければこれくらいの英語力にはなるよ」と示し続けることかと思います。
シャドーイングが全てじゃないが。 https://t.co/9VdmhHiN1J
— Bob@2/28までチェンマイ🇹🇭 (@Bobinglish) 2019年1月10日
TOEICリスニング聞き取りのポイントを公開しました🔊❤️TOEICリスニングだけでなく、英会話にも通ずるところです💡音読・シャドーイングのポイントにもなるので、参考にしてください✨ https://t.co/PjOE8K1Irf pic.twitter.com/vixRMbaKgS
— TOEICコーチHaruka (@harukad) 2019年1月6日
以上、今回は今回は「英語のリスニングで「絶対これ言ってないやん!」って聴き取りでイライラする理由」について説明しました。
音の繋がりができるリエゾンのフレーズを理解し、シャドーイングなどのトレーニングで英語をどんどん頭に取り入れていくこと。継続は力なり、頑張っていきましょう!
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